老化を止めることはできませんが、年齢よりも老けたな、と思われるのか、そんな年齢には全然見えない！と言われるのか、努力次第で個人差がでてきます。栄養補助食品もいいとは思いますが、栄養だけではうまくいきません。やはり健康な足腰で痛みのない生活を維持できないと、明るい老後は見えてきません。
私は40歳半ばに膝の痛みが出始めたこと、更年期障害なのか、手のしびれなど経験し、自分の足で歩けなくなったらどうなるんだろう、、、このまま手が動かなくなったらどうなるんだろう、、、という不安に襲われました。40歳をすぎると原因不明の痛みや不調がでてきます。医者に行っても解決しないことも多いので、自分でなんとかするしかありません！ただし効果には個人差があるかもしれませんので参考程度に。
忍び寄る老化の黒い影
健康のためエレベーターやエスカレーターより階段！と張り切っていたある日突然、膝に激痛を感じ、歩くのも一苦労ということになってしまい、勤務先近くの整形外科に駆け込みました。レントゲンをとっても、骨も関節もきれいですね、強いて言えば少〜し曲がっているかなぁといわれただけ。原因もわからないまま湿布や薬を処方され、そのまま痛みがなくなるのを待ちました。正座するのは難しいですが、正座する機会もないので、たまに痛むなぁという時に市販の湿布薬など貼ってごまかしていました。とはいえこのまま痛みがまたぶり返すのもと心配して少しお金はかかりましたが、整体院に通いました。ですが、お金を払った割には良くなる兆しもなく、いつもなら相手を楽しませなければ！と会話をリードする私ですが、この時ばかりはお金を払ってまでそんなことをする気にもならず、40分程度気を使って話をあわせながらマッサージしてもらうだけの時間を過ごし、改善したようにも思えなかったので、そのままフェイドアウトしていきました。もちろん相性もあるでしょうから、同じ整体院でもきちんと治る人もいたと思います。
YouTube動画でわかったこと
もう自力でなんとかするしかないと思い、ネット記事やYouTubeをみまくりました。膝痛について動画をあげておられる整体院、整骨院の先生は全国にたくさんいて、ストレッチや運動、筋肉をもみほぐす動画は山ほどありましたが、共通して言われているのは「正しい姿勢で歩くこと」でした。結局のところ姿勢が崩れていることにより、太ももや膝まわりの筋肉が無理をしつつ今までなんとかなってきたけれど、歳を重ねその無理がもう限界に達したことで痛みとなり表れているということのようです。加齢により筋力は低下し体がどんどん硬くなり可動範囲が小さくなるということで無理が効かなくなって痛みにつながっていくと理解しました。私がいいなと思った先生はすぐに通える距離にはいらっしゃらなかったのですが、YouTube動画ではどの先生なら信頼できそうか、相性がよさそうかも確認できるかもしれませんね。自宅でいろんな動画をみながらストレッチなどに取り組んでいるとちゃんと痛みも軽減されていきました。そして痛みがそれほど気にならなくなってくると運動することも忘れていったのでした（苦笑）
痛みがある人には整形外科のリハビリはおすすめ
結局中途半端に終わってしまっていたため、痛みも忘れて健康のため毎日最低6000歩以上は歩こうと決め、ちょっと歩きすぎてしまった次の日、再び膝は腫れあがり、また強い痛みに襲われました。今度は自宅の近くの整形外科に行きました。このころには朝起きると手に痺れを感じるようになっていて、リウマチの心配をしていたこともあり、それもみてもらうことにしました。レントゲンをとりましたが、今回もはっきりとしたことはいわれず、またリウマチの疑いも先生は触ればわかるとのことで、手に触れたあと即否定されました。自分でネットで調べても全くわからず、結局膝も手も何が原因かはわからないということに。ただ、この整形外科はリハビリがしっかりしているようで、週一回リハビリに通うことができました。担当トレーナーに筋肉はふにゃふにゃで、足首が硬すぎるといわれたのですが、人と比較することもないし、硬いのがいいのか柔らかいのがいいのかもわからないし、自分の筋肉や足首が人と比べてどうなのかを自分で気づくのは難しいですよね。専門家に見てもらって初めて筋肉を鍛えないといけないことと、足首をゆるめないといけないことがわかりました。ここのリハビリは何人かトレーナーがいて、みなさんマッサージやストレッチを施術してくれ、必要な時だけ機械をつかいます。機械を使うだけのリハビリはあまりよくないと聞いていたので、当たりだったなと思えました。そしてストレッチや筋力UPの方法を教えてもらい自宅でも真面目に取り組むことにしました。週一回のリハビリでは、毎回まだ硬いですか？と聞き続け、まだまだです、と言われてガックリするの繰り返しでしたが、トレーナーが励ましたりしてくれるので、楽しみにして通うことができました。真面目に取り組んだと言っても汗をかくほどにはしなかったので、衰えた筋力を取り戻すにはだいぶかかりました。少しずつですが、筋肉も鍛えられ、足首もゆるくなって、１ヶ月ちょっとで痛みもなくなり、できなかった正座もできるようになりました。
リハビリと並行して行った姿勢をよくする歩き方改善
姿勢を良くしろと言われても、数十年この姿勢でやってきたので、すぐに変わるわけもありません。意識できている時はいいですが、うっかり忘れていることがほとんど。まず取り組んだのは歩き方の改善です。以前からデューク更家には少し興味があったので、モールウォークに参加してみました。先生はデューク更家本人だったり、お弟子さんでも面白い方々です。広いモールを使って正しい姿勢で歩くととても清々しかったです。
デュークさんの公式サイトでは最新スケジュールにリンクされていないため、各モールのスケジュールは「モールウォーキング＋モール名」でWeb検索すれば最新のスケジュールがわかります。
モールウォークはとても良かったのですが、三日坊主な私はすぐに忘れてしまいます。。。そして次に姿勢良く歩ける靴を探しました。扁平足で甲高幅広の足を持つ私は履ける靴自体あまりなく、いつも無理をして履いているので外反母趾気味。今考えると扁平足の時点で健康的ではないのです。生まれつきのものだから仕方ないと思いつつも裸足で行う組体操終了後足の裏を見られるのがとても恥ずかしかったのをいまだに思い出します。プールで足跡をみられるのも嫌でした。でも扁平足は姿勢が悪いことが原因なので、姿勢を正せばある程度改善されるのです。これは本当に驚きでした。いまは土踏まずが認識できるようになったし、靴の影響が一番大きいとは思いますが、歩きすぎたり立ちっぱなしでもそれまでのように足がだるくなることがなくなりました。歩き方が正されたことで、高めのヒールでも今までの疲れ方とは全然変わりました。
ではどんな靴なのか、店員さんがちゃんと足をみてくれて自分の足に合った靴を紹介してくれます。踵は固定されていないといけない、指先は遊びがある方がいいなど、なぜその方が良いのかなどもしっかり説明してくれました。少々お値段ははりますが、履いた瞬間心地よさを感じ姿勢を正すことができる靴です。おしゃれかどうか、好みに合うかは二の次です。今はどこへいくにもここの店の靴を履いています。
Bloque
筋力UPやストレッチできるヨガはおすすめ
ヨガもリハビリと並行して取り組みました。もともとヨガは気持ちいい、継続すれば健康的なんだろうなと思ってはいたものの、飽き性なので継続することなく終わっていたのですが、本気でやってみる時がきたと昔買った本を引っ張り出してきてヨガをすることにしました。根っからの三日坊主の私ですがお勧めのヨガ本があります。いろいろな病気・症状に対する、健康のためのヨガポーズが紹介されているのですが、考案者であり、本の著者のタラ・スタイルズさんは、ニューヨークタイムズ紙から「ヨガの反逆者」と称された人だそうで、ヨガは難しいし厳しいという否定的な声を聞き、できるだけ体との対話を大切にした「ソフト・ヨガ」を確立しました。一人一人に見合った正しい方法を見出した彼女のヨガは、呼吸に集中し、身体の声を聞きながら進めていくヨガです。
血圧が高いことも心配していたので、高血圧やヒップアップ（足を鍛える）など自分の症状を改善するものから取り組みました。準備運動的なものがあり、その他一つ一つは10分もありませんが、全て行うと１時間ちょっと。継続して初めてわかったことですが、最初は浅かった深い呼吸！？も回数を重ねるごとにどんどん深く呼吸できるようになり、できなかったポーズもできるようになっていき、お腹は引き締まり、姿勢も改善されていきました。ヨガにここまで成果があるとは思いもよらなかったです。続けるって大切ですね（^^;）今まで自分が経験していたヨガは、どこに効いているのか、どこが伸びているのかなど考えることなく、先生と同じ形であればよし！というものだったので、筋肉痛になったこともありませんでした。この本では、難しければ最初のうちは手や膝をついていいなど優しく教えてくれるので、だんだんできるようになっていく自分を発見できます。そしてポーズができるようになったということは姿勢が改善されているというわけです。私には教室に通うタイプのヨガではなく自分と向き合いながら取り組める自宅でのヨガがとても良かったのだと思いました。本を見ながら進めると集中できないので自分のための動画を作成してみました。可愛い動物と一緒にヨガしてみませんか？比較的簡単な準備運動の動画です。ヨガ部分は5回以上繰り返すとよいのですが、これだけでも結構筋肉痛になりますよ。
まとめ
健康的に長生きするには、足腰を鍛え、ほぐすこと。すでに痛みがある人でもリハビリをすれば自分の足でいつまでも歩くことができるとYouTubeの先生も言っておられました。あきらめず医者に任せるだけでなく、自分の力で自分の健康を維持していきましょう。いまはYouTubeでいろいろな情報が手に入りますので、ちょっと気になることがあったら調べてみることをおすすめします。
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